「コールサック」(石炭袋)103号 2020年9月1日
定価:1,320円(送料込)
コールサック(石炭袋)103号 目次
詩歌の窓 新城貞夫
扉詩 みうらひろこ ほら、急行列車が
特集Ⅰ 『アジアの多文化共生詩歌集』を読む
詩 八重洋一郎 表現への共感とその幸福
岡本勝人 アジアと共生についての雑感
高橋郁男 多彩な「国外アジア」の見聞録
角谷昌子 新たな言語芸術への歩み
渡辺誠一郎 われわれはアジアをいかに詠むのか
堀田季何 金枝玉葉
市川綿帽子 時代をつなぐ「混沌」のなかで
吉川宏志 風土に身体で向き合った言葉
今井正和 『アジアの多文化共生詩歌集』短歌評
福田淑子 アジアとの共生を模索する日本の詩歌
特集Ⅱ コロナの夏
小詩集 高橋郁男 『風信』十九
詩 山﨑夏代 ソーシャルディスタンスが怖い/距離
小詩集 井上摩耶 『この時代 〜COVID-19 〜』三篇
エッセイ 東梅洋子 思いのままに
詩 酒井力 土との対話
原詩夏至 足
石川樹林 神様との対話/風と呼吸
淺山泰美 暗い月
榊原敬子 明日へと
川柳 水崎野里子 コロナ川柳(2)外出自粛から解禁へ:
二〇二〇年五月から七月末
詩 貝塚津音魚 ウイルスコレラ・コロナの詩/
豚コレラ感染するのはイノシシ?
詩Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
山口修 一つ前の風景
宮川達二 散文詩 インドの芭蕉
柏木咲哉 暁の詩群/イメージの花/月/
ウルセー美術館/明日の中の家族/
夜を愛して/海と詩人
高田一葉 穴/未来
狭間孝 手話のある日常/成ヶ島のハマボウ
佐々木淑子 その街
中原かな 笑顔
翻訳詩 鳴海英吉 鶴 (翻訳・解説 水崎野里子)
詩 鈴木比佐雄 少年は今日も焼き場に立ち続けている
勝嶋啓太 妖怪図鑑「べとべとさん」
熊谷直樹 妖怪図鑑「血脈」
高柴三聞 高台にて/茹でられる蛙達に贈る
植木信子 星のなかの一つ
坂井一則 貝/夢の途中 80
猪爪知子 夜の底/想い/ふる里/家
志田昌教 鏡/人生の共犯者/復活/
見いだせたのに
風守 孤独考/天空の父
外村文象 老舗/首里城炎上/白い髪
座馬寛彦 卵殻
根本昌幸 自然の中で/聞こえる
植松晃一 あけない夜に/晩夏雑詠
秋野かよ子 融解
杉本知政 声のない対話
青柳晶子 茅花
日野笙子 九月の空/ギター/
散文詩 箱庭のある部屋
懸田冬陽 竹林/秋の歌
坂本梧朗 日を開く/命をいただく
福山重博 無題の腸詰3(六篇)
俳句・短歌
俳句時評 鈴木光影 連作と群作
―草田男、誓子、秋櫻子―
コールサック句会報 二〇二〇年七月五日オンライン句会
俳句 日野百草 焦土は知らず
原詩夏至 雲梯
松本高直 空音
福山重博 残響
翻訳俳句 David Krieger ディヴィッド・クリーガー
SPRING HAIKU 春 ― 俳句五十一句
(翻訳 水崎野里子)
俳句 鈴木光影 七月童子
評論 岡田美幸 何でも有り得る世界の光たち
─「コールサック102号」の俳句・短歌・川柳を読む
短歌 荒川源吾 六月
原詩夏至 歩道橋
福山重博 糸瓜
たびあめした涼香 四六時中
水崎野里子 散華
古城いつも 三番叟
座馬寛彦 鏡の面に
エッセイ 岡田美幸 ネット歌会体験記
~ ZOOMを使った歌会について~
短歌時評 座馬寛彦 台湾の短歌が語るもの
詩Ⅳ
現代詩時評 原詩夏至 「善い方」を選び取る、ということ
詩誌評 植松晃一 いずれにせよ流れゆく日々に刻む
詩集評 岡本勝人 連載 迷宮としての詩集 (一)
見直しの進む中世へと遡行する詩的空間
『高柳誠詩集成』(書肆山田)について
小詩集 柏原充侍 『くるしみを微笑みに』十篇
永山絹枝 『欧州における社会研修「オランダ」
(一九九四年)』
久嶋信子 あなたは 茶人
堀田京子 『彼岸花』六篇
古城いつも 『クロスフィルター』三篇
小説
小説時評 宮川達二 『湿原』加賀乙彦著―魂の救済へ―
小説 前田新 草莽伝 青年期3
鈴木貴雄 博徒伽藍日誌5 ―青
古城いつも ひょうたん
北嶋節子 昼の月
童話 渡辺健二 兎と亀のかけくらべ
小説 葉山美玖 にがくてあまい午後
評論・エッセイ
評論 大城貞俊 池上永一の文学世界 ~沖縄文学の
新しいシーンを創出する作家
永山絹枝 近藤益雄を取り巻く詩人たち(その一)
江口季好(その2)―二人の平和道
〝教師への道〟
星清彦 東総の土とともに生きた農民詩人
伊藤和
エッセイ 淺山泰美 過去世の夢
宮川達二 ノースランド・カフェの片隅で―文学
&紀行エッセイ 連載第二十五回
宇宙的孤独 ―中島敦の詩歌―
中津攸子 万葉集を楽しむ 六
―万葉集編纂の真意
原詩夏至 太陽に最も近い傷
小島まち子 アメリカ東海岸に暮らす(四)
奴隷解放の樫の木
水崎野里子 供花の朝市―インドの思い出
外村文象 老いのほそ道(四)
―九十歳をめざして
黄輝光一 戦争と平和(理想と現実)
書評
村上政彦 小説『台湾聖母』
森詠 台湾日本語は報復する
宮田毬栄 傷痕の花
大城貞俊 小説集『記憶は罪ではない』
網谷厚子 ―教え子たちへの愛が溢れる―
鈴木智之 「出会い直し」の物語
淺山泰美 エッセイ集『京都 夢見るラビリンス』
中川貴夫 淺山泰美へのラブソング
髙橋正人 評論集『文学はいかに思考力と表現力を深化させるか
―福島からの国語科教育モデルと震災時間論』
福田淑子 文学教育の実践を通して見えてくるもの
河野美千代句集『国東塔』
杉本光祥 河野美千代句集『国東塔』を読む
和田満水 国東に根を下ろして
渡辺誠一郎『俳句旅枕 みちの奥へ』
広渡敬雄 みちの奥の闇への拘りと矜持と愛
川村杳平 みちの奥なる
安森ソノ子著 英日詩集『紫式部の肩に触れ』
方韋子 『紫式部の肩に触れ』書評
『福司満全詩集 ―「藤里の歴史散歩」と朗読CD付き』
徳沢愛子 方言の世界は いい湯だな
成田豊人 方言詩に込められたもの
伊良波盛男『神カンヌアーグ歌が聴こえる』
鈴木比佐雄 ムヌスー(ユタ)の霊感と予言に
満ちた世界
吉田正人詩集・省察集『黒いピエロ 1969~2019』
鈴木比佐雄 「カベを破る勇気」を生きたアフォリ
ズムの詩人に寄せて 309
鈴木比佐雄 詩・俳句・短歌は「生物多様性」をい
かに詠っているか『地球の生物多様性詩歌集―生態系
への友愛を共有するために』に参加を呼び掛ける
編集後記
鈴木比佐雄
鈴木光影
座馬寛彦
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